これまで単語を何度も書いて覚えたり、問題集を解いたりしていた英語学習。学生時代の苦労した受験勉強を思い出すだけで「なんだか疲れてしまう…」なんて人も多いのでは?
そんな労力をカットして、スムーズに英語力を養いたいという人にオススメなのが「エブリデイイングリッシュ」。
実はすでに記録的な人気となっているようで、「英会話教材通販部門で4年連続売上日本1位(2012年株式会社バルク調べ)、ヤフーショッピングや楽天などでも教材ランキング連続1位を獲得しています」と「エブリデイイングリッシュ」企画開発部 プランナーの佐藤さん。
気力も体力も限りのある社会人にとってうれしい勉強方法ですが、その仕組みとは?
その人気の秘密に迫るべく、まずはその独特な“聞くだけ”という勉強方法について聞いてみました。
「赤ちゃんが言葉を話す時に、文法などを考えないのと同じく、まずは音から覚えることがポイントです。お父さんやお母さんの言葉を聞いて覚えた少ない単語で会話を始めて、少しずつ会話を広げていく赤ちゃんと同じく、『エブリデイイングリッシュ』では英語を聞いて耳から覚えることが可能です。耳を慣らし、英語の思考回路を身に付けることで、会話の上達が望めます」以上、MSNニュースより引用 URL
上部は、ニュースの記事からの引用です。
こういった教材も最近はよくテレビで宣伝されるようになり、多くの人の目に触れるようになってきました。
エブリデイイングリッシュやスピードラーニングなどはよく広告でも見かけます。
もしかすると、それだけ英語を必要とする人が増えてきたということかもしれません。
そこで問題になってくるのがこういう教材が有効かどうかです。
断言できますが、聞き流すだけで英語習得なんてまず無理です。
宣伝では、赤ちゃんのように〜とかいっていますが、英語はそんなに甘いもんではないです。
まず、赤ちゃんと私たちとでは英語を学習するときの脳の働きが違うので同じようには学習できません。
英語をシャワーのように浴びるだけで、習得できるのは小学校低学年までです。
これには理由が2つあり、1つは先ほど言った子供のころの脳の構造のためです。
第一言語が形成される前の子供たちにとって、「言葉」とは私たちの学んでいる言語と異なったものです。
もう1つの理由はは子供たちの使うシンプルな言葉にあります。
子供のうちはネイティブの子供たちでもシンプルな言葉を使うので輪の中に入りやすく、遊びの中から言葉を学べるわけです。
でも、私たちのような年齢になるとそうとはいきません。
言語は自然に受け入れられるものではなく、「学ぶもの」に変わってしまいます。
というより学ばなければ習得できなくなってしまいます。
文法からこつこつ学んでいく必要があるわけです。
近年日本の英語教育に疑問がもたれていますが、私は賛成派です。
そもそも、あれだけの短い期間で英語を話せるようになると期待するのが間違えです。
第二言語として英語を学ぶものが英語習得にかける時間はおよそ5000時間と言われています。
ところが高校まで進んだ人の合計学習時間は約2000〜3000時間ほどなんです。
5000時間という時間を中学・高校で確保するのには現実的に無理があります。
だから英語を話そうと思うと、卒業後も勉強を続ける必要があるわけです。
もちろんそれは日本の英語教育のせいではありません。
日本人の言語に対する認識が甘いせいです。
これは日本が島国であるからだと思います。
ヨーロッパなどでは隣の国などで自由に行き来できるので、第二言語を習得する必要があるんです。
私が英語で外国の方とコミュニケーションを取るようになって一番驚いたのが、言語に対する認識の違いです。
海外の方だと必要に迫られて英語を習得した人が非常に多いです。
第一言語だけでは生活できないわけです。
我々日本人は日本語だけで不自由なく生活できるので、海外とは状況が違います。
海外では2か国語以上話せるのは普通。
日本は先進国なのに英語も話せない。
私はそういった状況を少し恥ずかしく思っています。
私が英語を学んでいる理由の1つです。
みなさんはどうでしょう。
聞き流すだけで英語を話せると本当に思いますか?
応援クリックお願いします^^

